「音楽」と「スポーツパフォーマンス」|フィジオ福岡 パフォーマンスを考える

よくテレビなどで、スポーツ選手が競技前に音楽を聴いている姿を見ると思います。

単純なリズムやテンポ感のある音楽を聴くことで、小脳が活性化して負の感情を取り払い、結果的にパフォーマンスの向上に繋がる。

実際「音楽」は「スポーツパフォーマンス」に対して、どのような影響を及ぼしているのでしょうか。
「運動中における音楽の効果」について“音楽は運動能力を向上させる合法的な薬物の様なものだ”という心理学の専門家もいます。

理由として、音楽のリズムやテンポが小脳を刺激することがあげられています。
小脳はタイミングやバランス能力、運動能力と非常に密接に関わっています。
音楽と運動の共通点は、そのリズム感やテンポ感にあり、リズム感のある曲を聴くと、身体は無意識にそのリズムに合わせ動きます。
また、小脳は感情にも影響を与えるので、音楽とスポーツを結びつける重要な場所であるといえます。
いろいろ考え過ぎて邪念が多くなると、本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。
単純なリズムやテンポ感のある音楽を聴くことで、小脳が活性化して負の感情を取り払い、結果的にパフォーマンスの向上に繋がると考えられます。
このように、音楽は感情を効果的にコントロールすることができるのではないかといわれています。

musichead

持久系のスポーツのようにテンポ感が大事なものや、ウォーミングアップやクールダウンの時など、リラックスした状態が望ましい場合に、音楽が効果を発揮する。

ランナーに対して行われた実験では、アップテンポな曲を聴きながら走ると、いつもより距離が増えたり、タイムが縮まったという報告があります。
ランニングのような一定のテンポ感のある持久系のスポーツでは、音楽を聴くことでパフォーマンスが上がるといわれています。
さらに、一定の心地よいリズムが加わることで、疲労を軽減できるとも考えられています。
一方、100m走や砲丸投げのような瞬発系のスポーツには音楽は向かないといわれています。
流れるようなテンポではなく、ある一点に集中するためには、音楽を聞かないほうがいいという見方があるからです。
持久系のスポーツのようにテンポ感が大事なものや、ウォーミングアップやクールダウンの時など、リラックスした状態が望ましい場合に、音楽が効果を発揮します。
逆に、瞬発系のスポーツのように一点に集中する時や、演技行程やルーティンワークに集中する時には、それらを阻害しないためにも音楽は聴かないほうが効果的だといわれています。
また、格闘技のように、気持ちや気迫に集中したい人は、力強い音楽で自分を奮い立たせることも有効だといわれています。
しかし、フィギュアスケートのように競技行程に集中しなければならない競技でも、観客の声など外からの音を聞きたくないからという理由で、音楽を聴いて自分の世界に集中する選手もいます。
音楽が全てのスポーツのパフォーマンスを上げるのに万能だとはいえませんが、競技や目的に応じて使い分けることが重要だといえます。

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