「コーチ」するということ。|フィジオ福岡 トレーナー哲学

我々トレーナーが御客様にトレーニング方法をご提案し、目標達成にむけて一緒に頑張っていく中で、「コーチング」というものは非常に重要なものです。
コーチ(coach)という言葉の語源に着目するとそれは,15世紀のハンガリー語 「kocsi」あるいは「kotsi」に由来、それが「kocsi szek áer」、すなわち「『Kocs』という村で作られた四輪馬車」の短縮形として用いられたことが起源だとされています。
その後、この言葉はヨーロッパ諸国へと波及していき16-17世紀のイギリスでは、「国王の公式馬車」の意味で、19世紀には「受験指導のために雇われた家庭教師」として、またスポーツの分野では「競技会、特にボートレースにおいて選手を訓練する者」などの意味で用いられたことが今に至る源流だと考えられています。

「コーチ(馬車)は目的地(目標)にまで大切なお客を無事に送り届ける」という意味。

こうした語源や辞書的定義から判断していくと、当たり前とはいえ「コーチ」という概念の外延は時代や文化圏毎にそれぞれ広がっていったものになるんでしょう。
しかしながら、そういった経緯の中で共通点をあります。
現在でもイギリスでは、長距離バスや鉄道の客車が「コーチ」と呼ばれてもいるように、「馬車」という地名に由来する言葉が「coach」の原義であったという事実は、「コーチ」が何らかの目的を持った人をその目的地(目標)にまで確実に送り届ける役割を担っていたことを意味しています。

このことは見方を変えれば、客は自ら1人で目的地(目標)に到達できないばかりか、それがどこにありどのようなものであるかは知らないということもいえます。
逆に「コーチ(馬車)は目的地(目標)にまで大切なお客を無事に送り届ける」という意味であるとすれば、目的地(目標)を勝手に決定・変更できない反面、コーチは目的地(目標)がどこにあり、それが何であるかを、またそこに到達するには何をすべきかを、つまり「どのような訓練(トレーニング)を行ったらよいかをすでに知っている」、そういった「先導者」としてあるものであるともいえます。

道標となり先導していく。

御客様の目標達成へ向けて、道標となり先導していく。
トレーナーはまさにトレーニング業界、健康業界の案内人であり、しっかりと御客様の進むべき道を案内できねばなりませんね。
今回は「コーチ」という語源にみるトレーナー哲学のご紹介をしました!

関連記事

  1. 「夜遅くの食事は肥る」という神話|フィジオ福岡 栄養摂取のタイミング

  2. 認知や知能の発達を複眼的に捉える|フィジオ福岡 ジュニア期トレーニング…

  3. ランニングの腕と脚の負担度|フィジオ福岡 ランニングの科学

  4. カフェインの摂取について考える|フィジオ福岡 栄養学

  5. 姿勢反射

  6. クライオセラピーという選択|フィジオ福岡 コンディショニング科学

最近の記事

  1. 2017.02.19

    老年性筋萎縮