シンスプリントについて|フィジオ福岡 コンディショニングの科学

シンスプリントをご存知ですか?
オーバーユースにより生じるスポーツ障害で、筋膜の牽引や脛骨への力学的負荷が原因とする説があります。

筋膜の牽引:(長趾屈筋・ヒラメ筋・後脛骨筋)の活動により、脛骨骨膜に沿った筋膜の付着部に歪みを生じます。
脛骨への力学的負荷:運動での力学的ストレスによって骨外傷が起こり、脛骨が過剰なリモデリング反応を生じます。

この症状はランナーに発生が多く男性より女性で発生率が高いといわれています。

シンスプリントの特徴

股関節の内旋可動域が大きい事や足部内側縦アーチの低下(舟状骨の降下)接地直後のスキルの違いなどの身体要因に加え、トレーニング要因(強度や時間・頻度)や環境要因(靴・路面)が組み合わさることで生じる多因子性の疾患ともいわれます。痛みが出る部位として、脛骨内側の遠位1/3~1/2の範囲に広がる筋や骨膜、骨髄の炎症に伴う疼痛がみられます。

症状としては、脛骨内側に沿ってびまん性の痛みと腫脹が存在します。運動時の痛みは、症状が軽度の場合は運動直後や運動開始直後に出現しますが、重度の場合は運動中の痛みでパフォーマンスに支障をきたします。

シンスプリントに対するアプローチ

治療としては保存療法が第1選択であり、海外では観血的治療(筋膜切開術)の報告もありますが行う事は稀です。
運動中の疼痛により競技に支障が出るほど症状が重度の場合は荷重運動を休止し、競技自体に支障がないような症状が軽度の場合はトレーニング量の調節により負荷を軽減し、スポーツ活動を継続しながら治療を行うこともあります。

関連記事

  1. ハムストリングスの肉離れについて|コンディショニング福岡

  2. コンパートメント症候群(下腿部)について|フィジオ福岡 下腿部の障害

  3. 頚椎椎間板ヘルニア

  4. X脚・O脚の生理的骨形態と幼児期にみられるブロント病|フィジオ福岡 下…

  5. シンスプリントとその対策|フィジオ福岡 シンスプリントを考える

  6. ストレッチに傷害予防の効果はあるのか?|フィジオ福岡 ストレッチの真実…

最近の記事

  1. 2017.03.03

    空間認知能力
  2. 2019.06.25

    熱中症

カテゴリー