上腕骨内側上顆骨折

上腕骨内側上顆骨折は、小児の肘関節周辺骨折の約8%を占めます。尺骨神経麻痺を合併する可能性もあり、明らかな転位を有する症例では手術的治療が必要になります。

損傷のメカニズムは、手をついて転倒した際、肘関節に伸展位において強い外反力が働くと、上腕骨内側上顆はこの部位に付着する前腕の屈筋群および回内筋の収縮による強い牽引力により剥離骨折を起こします。

症状は、局所の疼痛・腫脹・熱感・可動域制限が主症状で、転位が大きければ肘関節脱臼に準ずる症状を呈します。

検査は、局所症状・X線検査によって診断されます。転位の軽い場合は、肘関節90度屈曲位でギプス固定を行います。転位が著しい場合では、観血的整復により骨片を原位置に整復し、キルシュナー鋼線等で内固定を行います。

リハビリテーションは、保存的治療の際には3~4週間ギプス固定後、外固定を外し、手術的治療後も、X線像上骨癒合が得られれば鋼線を除去し、自動運動訓練を行います。

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