全身持久力の評価尺度 AT/LT

ジョギング程度の楽な運動であれば長く続けることはできますが、ダッシュなどの激しい運動は続けることが出来ません。

少なくとも30分以上余裕を持って運動できるかどうかという境目の運動強度をAT(無酸素作業閾値)とよばれています。
これは、全身持久性の生理学的な指標として世界中でつかわれています。


ATの測定方法


この「AT」は楽な運動から徐々に運動強度を上げていく「漸増負荷テスト」によって知ることができます。
このテストのなかで、血中乳酸の濃度を測っていくと、血中乳酸が急激に上がるところがあります。
この強度よりも強いと無酸素性エネルギーも使われはじめるのでその境目の強度をATといいます。
これは、実際には血中乳酸から求めることが多いためLT(乳酸性作業閾値)ともいいます。

AT程度の楽な運動では有酸素エネルギーを使っており長く運動を続けることが出来ます。
一方、ATよりもきつい運動をおこなうと有酸素系エネルギーだけでなく無素系エネルギーもあわせて使うため乳酸濃度が高くなるのです。

ATの強度は心拍数でいうと心拍予備量の40~60%程度に相当します。
主観的作業強度でいえば、ややきついと感じる運動強度です。

ATを測定するときにあわせて心拍数も測っておけば、それを目安にして科学的なトレーニングを実施することも可能になります。
マラソンなど持久力が求められる競技においてはこのATの測定は有用になるのです。

関連記事

  1. 運動後過剰酸素消費|フィジオ福岡 トレーニング効果

  2. 高齢者のトレーニングの考え方|フィジオ福岡 高齢者のトレーニングの方法…

  3. コレクティブエクササイズとストレングストレーニング|フィジオ福岡 パー…

  4. 高齢者のトレーニングの必要性

  5. 運動実施時間によるパフォーマンスの違いについての考察

  6. 「糖質代謝と脂質代謝」