運動後の体重減少

運動の直後に体重を量ると、運動前よりも体重が減っていたという経験があるのではないでしょうか?特に、ダイエットをしている方はこの体重減少を喜ぶ方も多いと思います。

果たして、その体重減少は何によるものなのでしょうか?

実は、1回の運動によって減少した体重はほとんどが水分によるものなのです。

水は体内でさまざまな役割を果たしていますが、主な役割は3つあります。
①体温調節をする
②血液として栄養素を全身に運ぶ
③尿として老廃物を排泄する

人間は体重の約60%が水分でできており、運動により水分が失われた状態になるとこれらの生命維持に必要な機能が低下してしまいます。

運動の前後での体重減少率が2%以上になると、明らかなパフォーマンスの低下が起こり、ひどい場合では熱中症になる可能性もあります。

なので、水分補給をこまめに行い運動前後の体重減少を最小限に抑えることが健康的な運動と言えるのではないでしょうか。

一時的な体重減少はほとんどが水分によるものなので、ダイエットの際は、一時的なものにこだわらず長期的に継続し、水分は減らさずに体脂肪を減らすようにしましょう。

関連記事

  1. リンパの流れに関係する要因|フィジオ福岡 リンパの科学

  2. 白血病

  3. アルコール代謝によるRedox Shiftとは|フィジオ福岡 ダイエッ…

  4. 朝食の重要性

  5. ダイエットでやってはいけないこと

  6. エネルギー代謝について考える

閉じる