人体のテコ

人体には3種類のテコが存在することをご存知でしょうか?

人の運動の多くは、骨格筋による張力が、関節によって連結された骨格に伝えられることで行われます。この時回転運動をしており、テコの原理によりモーメント(トルク)を生み出しています。

第1のテコ

支点が力点と作用点の間に存在するテコ。特徴は安定であり、環椎後頭関節がこれに相当します。

第2のテコ

作用点が力点と支点の間に存在するテコ。特徴は力であり、小さな筋張力で、大きな力を発揮できます。足部機構がこれに相当します。

第3のテコ

力点が支点と作用点の間に存在するテコ。特徴は速さであり、関節運動の速さにおいて有利になります。肘関節はこれに相当します。

 

テコの種類によりそれぞれの関節に特徴があるので、それを知ることもパフォーマンスアップにつながってくるのではないでしょうか。

関連記事

  1. 空間認知能力

  2. 大臀筋下部を鍛えるメリット

  3. カップリングモーション

  4. 神経細胞とその働き

  5. 脳から脊髄に向かう直接調節系

  6. 自動性の高い運動

閉じる