運動時の水分補給

水分補給は大切とよく言われます。
成人の細胞外液量は体重のほぼ20%で、60㌔の体重の成人では約12ℓの細胞外液を持つことになります。
1日の水分代謝量は成人で2.5ℓで細胞外液量の約1/5を代謝しています。
高齢者になると、体液水分量の低下、腎濃縮能の低下、口渇感の低下など脱水傾向になりやすくなります。

運動中はなおさら水分補給が必要になるのは、想像しやすいと思います。

しかし、発汗により脱水が生じた時に、水を飲んでも、直ちに脱水量に相当する水分を摂取できるのかというとそうではありません。
その後の食事などとともに脱水を回復するのです。

その脱水回復の遅れを自発的脱水と呼びます。

これは、水のみを補給した場合、血液が希釈されてしまいます。
体液の浸透圧を維持するために尿からの水分排出が増加するのです。
そのため、発汗時の水分補給には汗から奪われた食塩の補給が必要になるのです。

福岡マラソンが行われましたが、これからも各地でマラソン大会が開催されます。
長時間の運動では、適切な水分・塩分補給を心がけましょう。

関連記事

  1. 骨折治癒の仮骨形成|フィジオ福岡 骨折に対するコンディショニング

  2. プリン体と痛風予防|フィジオ福岡 栄養科学

  3. エネルギー制限と健康|フィジオ福岡 栄養科学

  4. エネルギー代謝について考える

  5. トレーニングにおけるピリオダイゼーションを考慮する為のポイント

  6. なぜ季節の変わり目に風邪をひきやすくなるのか