運動をするにあたっての触覚の役割

五感の1つである触覚が、運動にどういう影響をあたえるのか考えていきたいと思います。

触覚は、体性感覚と言います。
体性感覚は、大きく分けて2つあり、身体の表面で感じる皮膚感覚と筋肉などで感じる深部感覚があります。
皮膚感覚は、体の表面で感じ、温度を感じたり、痛みを感じたりします。
深部感覚は、筋肉の中や腱で感じるもので、手などの位置の感覚や圧力などを感じます。

どちらも運動にはとても大切な受容器ですが、今回は皮膚感覚の役割について考えていきます。


運動における皮膚感覚の2つの役割


ここでは2つ紹介いたします。
1つ目は、接触情報を読み取りとる役割です。
ボールをバットで打つ際、基本的には筋肉の深部感覚で力を調整しているのですが、皮膚感覚では力を微調整してくれます。
バットを握っている手にかかる力の偏りを読み取り、バットのどこの部分にどの方向からボールが当たっているのか感じてくれているのです。

2つ目は、高周波の振動を瞬時に読み取る役割です。
読み取った振動情報から物の固さを認識することができます。
堅さを認識することが出来れば、歩くときに地面の堅さによって体の堅さをかえて安定性を高め歩くことが出来ます。
また球技においてバットでボールを打つときに、振動を読み取りボールの堅さを認識してくれるおかげで、体を固めボールに負けずに打ち返すことが出来るのです。

このように、皮膚感覚は運動において重要な働きをしてくれていたのです。

本当に、ヒトの身体は良くできていますね。

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