骨折治癒の仮骨形成|フィジオ福岡 骨折に対するコンディショニング

骨折後の治癒過程における仮骨形成は、問葉系組織・骨組織・軟骨組織によって構成されます。
骨折の治癒は、骨折部から骨髄の露出がみられ、薄く軟らかい仮骨から次第に厚く硬い仮骨に変わっていくことがわかっています。
骨折直後は、まず骨折による毛細血管破綻によるハバース管への血液供給の不足、結果として骨細胞の壊死を引き起こすといわれています。

この状態から2週間後には骨折組織は、骨膜細胞の増加、未分化骨芽細胞の分化による骨膜性骨化が進み新生骨梁を形成し、骨折後4週目には新生骨梁近傍に軟骨細胞の出現、内軟骨性骨化と骨芽細胞と破骨細胞による骨改変が認められることになります。
軟骨の石灰化には、「基質小胞性石灰化」が大きく関わることがわかっており石灰化部への血管侵入が骨改変を促進させるものと考えられます。
さらに、出来上がった仮骨は骨改変による硬組織の置換、その結果、骨折修復の経過とともに骨密度が上昇していくことがわかっています。

また、骨折癒合後の運動は新生骨梁組織に隣接する細胞と重なり合う骨芽細胞の増殖とも関係していると言われています。
ここから言えるのは、骨に対する力学的ストレスは骨形成の活性化、骨芽細胞による基質合成、石灰化に影響を及ぼすことがわかります。
以上のことからも、骨改変の修復と再構築には、骨芽細胞下に再現された骨細胞が骨形態修復に重要な役割を演じているということがいえます。

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