靭帯の強度と加齢変性 |軟部組織に対するアプローチ

靭帯の強度は内的因子や外的因子に影響されます。
これらの因子には、構造的コンポーネント、主体の年齢、ひずみ率、負荷の方向など様々な要因があるとされています。

靭帯の強度の多くはコラーゲン線維の型と質量に関係していると考えられています。
靭帯はその多くが弾性線維から構成されています。
靭帯のもつ弾性は、保護的機能を持ち、たとえば体幹ではその動きに伴い、上位体幹を受動的に支える黄色靭帯がエネルギーを吸収することに伴うものであると考えられています。

年令による靭帯の構造変化に目を向けると、靭帯のコラーゲン線維の直径は平均で生後から7週間程度増加し、その後一定になるという研究が報告されています。また身体構造の成熟に伴い、強度は低下していくことも報告されています。

また、靭帯実質部と靭帯骨移行部は成熟に伴い強度を増すものの、その強度の増加率では靭帯移行部のほうが靭帯実質部よりも高いことを示す研究もあります。

また靭帯の加齢変性については、靭帯の剛性と最大破断強度は、荷重の方向にかかわらず、加齢とともに減少していくことが示されているとともに、架橋の量と質、およびコラーゲンの密度が減少するように、靭帯の強度も加齢とともに減少することを示しているとも考えられています。

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