喉の渇きと水分補給 | フィジオ福岡 水分補給を考える

「喉渇いてないから」と運動中でもあまり水分を取らない人がトレーニングジムでも多く見られます。
しかしながら、実際のところ「喉が渇いたら飲む」では遅いのは有名な話。
これは、人は喉が渇いたと感じる時点で既に軽い脱水状態にあるからです。

喉の渇きを感じたときには体重の1-2%に相当する水分が失われている。

喉の渇きを感じる。
この状態になっているということは体内では体重の1-2%に相当する水分が失われているといわれています。
1-2%なんて大したことなく聞こえるかもしれませんが、3%で注意が必要、5%で命に関わりうる深刻な脱水と言われるくらいなので、1-2%というのもあながち侮れません。
60kgの成人と考えたら1-2%って0.6~1.2Lになることを考えれば、なかなかな量の気がしませんか?
これを予防するためには、喉が渇く前に未然に水分補給するのが一番。
喉の渇きを感じたらカラダが出してるサインに素早く対応し速やかに水分を取る必要があります。

自分が「このくらい」と思う量よりちょっと多い水分補給を。

中には水分を取りすぎることを心配する人もいらっしゃいますが、実のところそんなことはなかなか起こらないのが実際。
これでもかってくらいお腹いっぱいになるまで自主的に水分を摂取し続ける人ってはなかなかいないでしょ。
水分摂取に関しては、汗で出た分と全く同じだけの水分を飲むことが理想とされていますが、その量というのは自分が「このくらい」と思う量よりちょっと多いくらいとも言われています。
我々トレーナーが口酸っぱく水分補給をお願いしてるのは、つまりはやはりみなさんやや水分不足な方が多かったりというのもあるわけなんです。
だからこそ、飲み過ぎには注意しながらもしっかりと水分補給してもらいたいんですね。

運動前と運動後で体重を比べてみて、それが同じになるように水分補給できれば理想的

できれば運動前、運動中、そして運動後にもこまめに水分を取ることをオススメします。
運動前と運動後で体重を比べてみて、それが同じになるように水分補給できれば理想的。
ダイエットしてる人の中には、運動前と後で体重測ったりして「何キロ痩せた!」って喜んでたりする方もいますが、そんなものは全部水分が減っただけなので痩せたというより脱水してるようなもの。
しっかりと水分補給しないと余計に代謝も悪くなります。
一喜一憂せずに運動に取り組んでいきましょうね。

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