痛風

痛風とは、血液中の尿酸値が上昇し、飽和溶解度を超えると関節内で尿酸が結晶を作り、それが原因で痛風発作を発症します。

痛風は圧倒的に男性に発症しやすく、これは女性ホルモンに尿酸の排泄を促す働きがあるからです。なので、閉経後に女性ホルモンの分泌が減ると女性の尿酸値は少し上昇します。

痛風の原因となる尿酸は、プリン体を原料とし作り出されます。

そのプリン体は
⑴食品から取り込まれる
⑵細胞の核酸にはプリン体が含まれており新陳代謝によって古い細胞が分解される際にプリン体が出てくる
⑶急激にエネルギーを使うことによってプリン体が発生する
の3つの方法により体内に増えていきます。

痛風発作は尿酸値が高い状態が続いた時に、ある日突然足の親指の付け根が赤く腫れて激痛が起こります。この痛みはたいていの場合、1週間〜10日経つと次第に治って、しばらくすると症状がなくなります。多くの場合、この発作が1年以内に再び起こります。これが慢性化すると発生頻度が高くなるので、放置は禁物です。

血清尿酸値の高い人は心血管障害や脳血管障害の可能性も高くなるので、生活習慣の見直しが大切です。

予防として、食べ過ぎに注意し肥満解消をする、プリン体の多い肉や魚の内臓や干物を食べ過ぎないようにする、アルコールはプリン体オフのものであってもアルコール自体に尿酸値を上げる作用があるので飲み過ぎない、水を2リットル以上飲み尿での尿酸の排泄を促す(砂糖を多く含む清涼飲料水は尿酸値を上げる)、強度が高過ぎない適度な運動でストレスの解消などがあります。自分に不足しているところがあれば生活に取り入れ予防をしましょう。

関連記事

  1. 肩こりと噛み合わせ

  2. 疲れと自律神経

  3. 目の健康

  4. 筋タンパクの同化と異化について|フィジオ福岡 同化と異化について考える…

  5. 呼吸で脳と体をコントロールする

  6. 朝ご飯と時間遺伝子

閉じる