目の健康

私たちが光として見ているものは、可視光線といいます。この光線の波長が400nm以下なら紫外線、700nm以上なら赤外線といわれ、実際に目で見ることができません。しかし現代の日本ではパソコンやスマートフォンの普及により、「ブルーライト」という光が人体に及ぼす影響が懸念されています。このブルーライトとは、どのような光なのでしょうか。

ブルーライトの波長は350~500nmであり、紫外線に最も近い光だとされています。波長が短いほど強いエネルギーを持つので、可視光線の中で最大のエネルギーを持っているといってもいいでしょう。そんな強い光を浴び続ければ、目の中にある網膜が傷ついたり、眼精疲労の原因になってしまいます。ブルーライトはテレビやパソコン、スマートフォンなどの画面から出る光の中に多く含まれています。特にスマートフォンから発せられるブルーライトの量は液晶テレビの2倍以上あり、長時間使用している人は注意が必要です。

ブルーライトによる影響を少なくするために、厚生労働省のガイドラインでは「デジタル画面を1時間見るごとに15分の休憩をはさむ」ことが推奨されています。そんな時間はないという人のために現在では、ブルーライトをカットするメガネというものも販売されています。情報機器が発達した現代でも健やかな目を維持できるように対策しましょう。

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