脂質の消化

糖質制限というのが今のダイエットの主流となっていますが、糖質だけを気にして脂質を摂りすぎたりしていませんか?脂質はその名の通り油脂なので、食べ過ぎると余分な脂肪として蓄積されてしまいます。脂質の代謝を知り、適切な量を摂取するようにしましょう。

水と油ということわざにあるように、脂質は体内の水分に溶けることができません。肝臓で作られた胆汁の中にある胆汁酸が脂肪を乳化し水に溶けやすい形に変化させることで、膵液に含まれるリパーゼという消化酵素が脂肪を分解できるようにすることで脂質をエネルギーとして使うことができるようになります。胆汁は1日に500~1000ml作られますが、この量で対応できる以上の脂質が体内に入ると脂質を乳化することができず、エネルギーとして使うことができません。この状態になると余ってしまった脂質が体に蓄積され、肥満の原因となってしまうのです。

脂質は揚げ物に限らず、色々な食品に含まれています。マヨネーズや生クリームなどわかりやすいものもあれば、牛乳や卵黄など汎用性の高い食品はついつい摂りすぎてしまうことが多いものです。

脂質は年齢を重ねるとともに体に蓄積しやすくなっていきます。いつまでも若々しい体を維持するためにも、毎日の食事を少し見直してみて下さい。

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