腸内環境 2

今日は、腸のお話第2段です。
前回は、腸内環境がもたらす影響と腸内細菌を良い状態で保つには、総数、多様性、バランスが大事だというお話をしました。

今回は、腸内細菌のバランスが崩れるとどう言ったことが起こるのか、どう改善していけばいいのかをお話します。

腸内細菌のバランスが崩れると?

まず、腸内環境のバランスが崩れ悪玉菌が生み出す有害物質で腸の中が汚れると、身体が不具合を感じてしまいます。
どんなに良い食事を取ってもしっかり吸収されないのです。
悪玉菌の放出した有害物質は、腸壁を通して吸収され、血流に乗って全身をめぐるので、むくみや肌荒れ、太りやすい、疲れやすい、花粉症などのアレルギーやホルモンバランスの乱れを起こしてしまいます。
さらに、腸内環境は精神面にも影響してきます。
幸せホルモンと呼ばれるドーパミンや心身をコントロールするとされるセロトニンは9割が腸で作られているのです。
腸内環境が良いとセロトニンを分泌しやすくなるため、ストレスを感じにくくなります。
また、成長ホルモンは、子供が成長するために必要というだけでなく、私たち大人も疲労回復や意欲、集中力などの増加に関わってくる大切なホルモンです。
この大切な成長ホルモンを分泌させるにはメラトニンの力が必要になってきます。
このメラトニンを作るにはセロトニンが必要なのです。
要するに、腸内環境が悪いと成長ホルモンが分泌されにくくなるなどといったことが起こるのです。

腸内環境を良くするには?

腸内環境をよくするためには、水溶性食物繊維(昆布、わかめ、果物など)や乳酸菌、ビフィズス菌、納豆菌などを積極的にとっていくことが大切です。
腸内は特定の菌に偏るのではなく、様々な菌が繁殖している方が健康であると考えられています。
腸は、私たちが食べた食事の栄養分を体内に取り込む一方で、病原菌や異物から身を守る人体最大の防御機構としても機能しています。

全国でコロナウイルスが広がり、なかなかマスクなど手に入らない状態が続いている状況なので、腸内環境を整え、免疫力を高めることがますます大切になってきています。
次回は、免疫力を高める乳酸菌のお話をしたいと思います

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