仙腸関節痛

仙腸関節痛は、転倒や臀部への直接の打撃力による外傷や片脚荷重動作、前後開脚動作の繰り返しによって発生します。仙腸関節の不安定性、位置異常に起因していることが多く、特に女性のスポーツ選手に多くなります。症状・診断は、体幹の運動(前屈・後屈・側屈・回旋)や股関節の運動、もしくは長時間の立位・座位により、片側の仙腸関節に限局した痛みが生じます。慢性的に痛みが生じていると下肢にまで症状が出現する方もいます。画像による診断は困難で、徒手検査の組み合わせによって仙腸関節機能不全を判断します。徒手検査は、①パトリックテスト②ゲンスレンテスト③ニュートンテスト④ワンフィンガーテスト(疼痛部位を指で押す)があります。治療は、抗炎症剤の処方、リハビリテーションなどの保存療法が中心となり、すべての治療でも効果を認めない場合、仙腸関節固定術を選択することもあります。リハビリテーションは、仙腸関節部へのストレスを軽減するため、体幹・股関節機能の改善(柔軟性の向上・分離した動きの獲得)が基本となります。

関連記事

  1. 後十字靭帯(PCL)損傷

  2. 脊柱管狭窄症

  3. ギランバレー症候群

  4. 手関節捻挫

  5. 鼠径部痛症候群について|コンディショニング福岡

  6. ギックリ腰

閉じる