体脂肪減少の緑茶

前回は、体脂肪を減少させるためには鉄の存在もすごく大切であるというお話をしていました。
今回は、脂肪燃焼させるために効果的な栄養素のうち、エピガロカテキンガレート(EgCG)についてお話していきます。

エピガロカテキンガレート(EgCG)とは、『緑茶』に含まれるカテキンのことです。

運動をしたり食生活を変えたりなどの体脂肪を減少させるための要因は全て排除して、カテキンを摂取するだけで体脂肪がどう変化するのかを観察する実験によると、
緑茶のカテキンを400~600mgを約3ヶ月飲み続けていただくと体脂肪が900g減少するという結果になっています。

なぜ、この緑茶のエピガロカテキンガレートが体脂肪の減少に結びつくメカニズムは、
褐色脂肪細胞を活性化してくれる働き、脂質をエネルギーに変える働きをスムーズに行うことができるからです。

褐色脂肪細胞とは、身体を温める熱エネルギーを生み出す脂肪細胞の一つです。
この褐色脂肪細胞が活性化したら、消化の際により多くのカロリーが使われるようになるということです。

また、体脂肪はいくつかの過程を経てATPにエネルギーが作られますが、カテキンはこの過程を活性化してくれるのです。

この話を聞くと、緑茶ばかりを飲めば良いと思われがちですが、消費カロリーが摂取カロリーを下回っていること。食事をしっかり管理し、運動も行うこと。が前提の話になります。

緑茶にもカフェインが含まれていますので飲む量には気をつけていただきたいものです。

ダイエット、減量をしている方だけではなく、全ての方に水分摂取の選択肢の一つとして考えていただきたいものです。

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