メンタルトレーニング


スポーツ競技において、非常に重要な「精神的能力」を高めるトレーニングを「メンタルトレーニング」と呼びます。
精神的能力には、「判断や予測」「目標設定」「自己コントロール」「緊張コントロール」「心理的スタミナ」「集中力」「イメージ化能力」などがあります。

これらの能力を高めるメンタルトレーニングの1つとして「イメージトレーニング」があります。

イメージトレーニング


イメージトレーニングとは、実際のプレーで力を発揮するために、競技前にイメージの中で一連の動作を行うことです。
イメージトレーニングは、

・「過去の成功体験でのプレー、気持ち、感情」などをイメージ化して、自信や肯定的思考ができるようにする方法

・「対戦相手や自分の犯しやすいミス、競技会場の雰囲気」などをイメージ化して起こり得る状況に冷静に対処できるように準備する方法

の2種類に分けられます。


また、身体的な練習と組み合わせて行うことで、より現実的にイメージ化できるので、より効果的です。
さらに、「集中力トレーニング」「リラクゼーション」といったさまざまなメンタルトレーニングとイメージトレーニングを併用することで、さらに効果が上がるとされています。

イメージプラクティス


イメージトレーニングとよく似たものに「イメージプラクティス」があります。
これは、より高い技能を獲得するために、イメージの中で実際よりやや高度な動作を行います。
目標とするスポーツ動作を構成する関節運動の主働筋、拮抗筋、協働筋や、起こり得る代償動作などを理解して、身体的なトレーニングと組み合わせると、より効果があがります。
メンタルリハーサル、メンタルプラクティスとも呼ばれています。

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