アミノ酸とペプチド

タンパク質はアミノ酸という分子群が鎖状につながった巨大分子のことです。様式は同じですがアミノ酸数個しかつながっていないものはペプチドと呼びます。ペプチド、タンパク質と一言で言っても一つの物質ではないのです。ペプチド類、タンパク質類という意味になります。タンパク質にはたくさんの種類があり、アルブミン、グロブリンなどと名前を付けられています。

アミノ酸という分子群が鎖状につながった巨大分子

ややこしいことにアルブミンという名前でも、卵にふくまれているものや、人の血液中にあるものなどでいくつかの種類に分けられます。卵白に含まれるので卵白アルブミン、人のアルブミンであるのでヒトアルブミン(あるいはヒト血清アルブミン)といった具合です。ペプチドの例としてはインスリンというホルモンもペプチドに分類されます。こうしたことから、ペプチドとタンパク質はほぼ同様なものと思ってよく、分子の大きさの違いであると考えてよいとされています。

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