トレーニングマネジメントの重要性

競技志向・健康志向どちらにおいてもトレーニングの目的は、身体能力の向上にあります。競技志向ではより高いパフォーマンスを目指し、健康志向では生活の質向上を目指して行われます。身体能力は体力と運動技能に大別されます。体力は、筋力トレーニングといった運動刺激や、高所トレーニングのような環境刺激に対する身体の適応反応を利用して高めることができます。一方、運動技能は脳・神経系・筋骨格系など身体に備わる各システムの統合と制御の最適化を、技術・フォーム練習などの運動学習で図り高めていきます。したがって、トレーニングを効果的に進めるには、身体の仕組みと、目的に適したトレーニング実践についての理解、さらに心身に故障が起こらないように、スポーツ障害や食事・休養についての知識を持つことが重要になります。

さて、トレーニングの基礎理論を実践に活かすためには少し工夫が必要です。各理論は、科学的研究により普遍化されたもの、あるいは多くの人々によって反復され、効率的で効果的であることが時間をかけて証明されてきた知恵・コツ・ノウハウといった、ベストプラクティスです。現存するベストプラクティスの中から選択してトレーニングを行うこと、つまり基礎理論に基づきトレーニングを組み立てていくことで、大きく的をはずずことがなく、効率よくトレーニングを進めることができます。ただしどうしてもその適応具合には個人差があります。そして、そのギャップを把握しプランを修正していくことがトレーニング効果を高める鍵になります。

マネジメントの重要性

運動を始めようとしている方の中には、学生の部活動以来で運動をやって身体が動かなくてだめだったという経験がある方もいるでしょう。長期にわたるブランクのあと、スポーツを行おうと思ってもなかなか以前のようなパフォーマンスを発揮できないものです。身体的な面では、筋力の低下がその原因の1つになります。筋力の低下を防ぐためには、筋力トレーニングを続けることが大切です。1週間に1回でもやるのとやらないとでは大違いです。こまめに継続することが大切です。

継続性が大事。

歳をとると筋力が落ちてくるという印象が強いかもしれませんが、実際はトレーニングを怠らなければ、かなり高い年代まで筋力を維持することができます。筋力トレーニングの経験がない人の場合、70歳以上になってから初めても筋力を上げることは可能です。ただし、歳をとるとトレーニングの実施後の回復能力が低下しやすい傾向があるため、若い人と比べてトレーニングの頻度を落とす必要があります。無理をせず、疲労度や体調に応じて、トレーニングの内容を調整しましょう。

たとえば基礎的トレーニングとは、すべてのスポーツに必要とされる体力基盤を向上させるための基礎的なトレーニングのことを指します。一般的には成長途上にある小・中学生では、基礎的トレーニングが中心となります。しかし、それ以上の年代であってもこの基礎的トレーニングを怠るとベースとなる大量は現状維持、または低下することもあり、各スポーツのパフォーマンスが頭打ちになってしまう可能性があります。そのため基礎的トレーニングと専門的トレーニングをバランスよく行うことが必要になります。

トレーニングは正しいフォームでバランスよく。

基礎的トレーニングには、腕立て伏せや腹筋などのように一般的によく行われるものが多く含まれます。ただし、やり方は知っているからと受け流すものは禁物です。腕立て伏せでは身体を一直線に保つなど、注意すべきポイントがあります。もしそれを守らなければ、効果が上がらないばかりかケガの原因になる可能性もあります。もう一度フォームを確認して効果的にトレーニングを行いましょう。

また、筋力トレーニングの基本は、全身の筋肉をバランスよく鍛えることです。腕力を高めたいからといってほかの種目は行わずに腕立て伏せばかりを繰り返していると身体のバランスが崩れてしまいます。上半身を鍛えたら下半身というようにローテーションさせて行うなど工夫をしましょう。

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