集中力を高めるために

スポーツの世界ではよく「集中力」という言葉を耳にします。「集中力が足りないから負けた」、「集中力を切らしたら負け」というような言葉もよく聞きます。このように勝ち負けに大きく影響する要素なのにも関わらず、集中力を高める方法については経験値的なものばかりで、具体的には何もやっていないというケースが多いようです。

プレ・パフォーマンス・ルーティンとは

集中力を高める方法ではプレ・パフォーマンス・ルーティンやフォーカルポイントという方法が一般的です。プレ・パフォーマンス・ルーティンは、スポーツの色々な場面で、集中力を高めたり、気持ちを切り替えたりする目的で用いられます。一般的にはルーティンと省略されています。例えば、イチロー選手がいつも打席に入る前に一定の動作をし、打席に入ってバット回しをして一連の動作を終える、というような決まり決まったいつもの動作のことを言います。フォーカルポイントは競技場や試合会場にある一定の場所やポイント(旗や国旗掲揚のポールなど)を自分で決めておき、それをみることで集中力を高めるきっかけにするというものです。そのポイントをみると集中力が高まるというような意識付けをすることが大切です。競技スポーツをしている方はぜひ押さえておきたいところです。

セルフトークのトレーニング

日常生活の中でよくひとりごとを言う方もいることでしょう。大抵は特に意味の持たない言葉ですが、ことスポーツの世界では「セルフトーク」として重要な役割を持つことがあります。スポーツ心理学では、セルフトークは、頭の中で「どうしよう」「よしこうしよう」などと考えることであり、それを口に出して言うことをいいます。練習や試合で出すときの声、かけ声、会話もセルフトークに含まれます。日常生活のなかで、常にポジティブな言葉、会話、考え方をすることが、セルフトークのトレーニングになります。

目的や意図をもって積極的に実施することで、プラス思考になり、気持ちの切り替えができ、自信をもてるようになるといいます。特に試合中にセルフトークを行えば、弱気を強気にするなど、マイナス思考からプラス思考へと気持ちを切り替えることができ、その結果、選手がベストプレーをすることも可能になります。また、練習やトレーニングをするときにセルフトークをすることは、練習の質が高まり、上達するという効果が大きくなるといわれています。試合中や競技中ではメンタル面での影響が大きく関わってきますので、以前紹介したルーティンやフォーカルポイントといった集中力を高める方法とセルフトークのように気持ちを切り替える方法を上手く活用して、いつでもベストパフォーマンスが出せるようになりたいものです。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

閉じる