凍結肩とは

外傷性、非外傷性にかかわらず、肩甲上腕関節周辺に生じた痛みや拘縮による機能障害を総称して「肩関節周囲炎」といいます。
その中でも特に50歳以降に発症した場合を凍結肩(五十肩)といいます。

可動域制限が症状の主体。

凍結肩は、可動域制限を主体とし、筋痙縮による疼痛と関節包や滑液包の癒着、烏口上腕靭帯や腱板間隙部の癒着や瘢痕化による関節拘縮が原因といわれています。肩関節周囲炎の臨床経過は一般的には良好であり、半年から2年の間に自然治癒するとの報告が多く、なかには数年に渡って痛みと関節可動域制限が続くとの報告もみられます。

凍結肩の発症頻度は3〜5%といわれていますが、凍結肩に至った症例では、辛抱強く治療を進めても緩解しないことが少なくありません。

保存療法を3〜4ヶ月行っても症状の緩解をみない肩関節の強い痛みと拘縮を有する症例に対しては、積極的な手術的治療が奨励されますが、現状は運動療法、物理療法を中心とした保存的治療が第一選択とされています。しかし、痛みを無視した伸張などの運動療法は、急性炎症の再燃につながりかねないため、絶対的禁忌とされています。

凍結肩の運動療法

保存的療法の主体である運動療法は、1934年にCodmanが報告した、stooping exerciseに、錘を用いたいわゆるCodman体操や棒体操、滑車などを用いた運動、徒手関節可動域訓練などが行われてきました。凍結肩の主な原因は未だにはっきりと分かっておらず、保存的療法で時間をかけて治療するというのが現状です。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

閉じる