スポーツとパワー発揮

迫力のあるぶつかり合い、瞬間の素早い動き、力強い動作などをスポーツ場面で目の当たりにすると、パワー溢れる動作あるいはその主体である選手を「パワーのある選手」と表現するとこが多いです。
パワーという言葉は日常でもスポーツの場面でも力強さとして表現され、筋力と同じように扱われています。
しかしながらパワーは物理量であり筋力と明確に区別されます。

パワーを表す式としては「力と速度の積」。

パワーは、単位時間あたりにどれだけ仕事が行られたかで定義され、仕事率とも表現されます。
パワーを表す式としては「力と速度の積」で表されます。
つまり、スポーツの場面で置き換えると、筋力が大きいことがパワーの大きいことと等価ではないことがわかります。
力(荷重)が小さいときは速度は大きくなり、力(荷重)が増えるに従い速度が減少します。
そして最大筋力の時に速度は0となります。

最大パワーを発揮する値条件は、一般的に最大筋力の約35%程度。

最大パワーを発揮する値条件は、一般的に最大筋力の約35%と言われています。
競技種目とパワーの関係を陸上競技の短距離、中距離、長距離で比較すると、短距離の最大パワーより中距離は約20%低く、長距離では約30%低くなります。
最大速度にしては、短距離と比べて中距離は約25%、長距離では約30%低くなっています。
この差は、日頃のトレーニングならびにパフォーマンスの違いによるものだと思われます。

また、同じようなパワー発揮が必要な競技だとしても、競技によってはスピードに依存するパワー発揮、逆に力に大きく依存するパワー発揮があります。
競技において力と速度の関係を考えながらトレーニングすることがアスリートには重要になります。

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