この時期から暑熱馴化を

最近は日差しも強くなり、だんだんと暑くなってきました
暑くなってくると冷房をつけて暑さを回避したくなりますが、そうなるといざ夏が来たときに体が暑さに耐え切れず熱中症などにもなりかねません。
そうならないために今の時期から体を暑さに慣らしておくことが大切です。
これを「暑熱順化」といいます。

暑熱下では涼しい環境下に比べて、身体運動時の生体負担が増加して持久的運動能力が低下。

ヒトは暑熱ストレスに暴露されると、皮膚血管の拡張や発汗などの熱放散機能を動員して過度の体温上昇を防ぎます。
暑熱下では涼しい環境下に比べて、身体運動時の生体負担が増加して持久的運動能力が低下します。
しかし暑熱環境に繰り返し暴露されたり持久的な運動トレーニングを持続すると、暑熱ストレスに対する生体負担を軽減するような生物学的適応(暑熱順化)を生じます。
短期暑熱順化の原理として考えられているものは4つ挙げられており、発汗機能の変化、汗の成分の変化、皮膚血管拡張の変化、血液循環量の増加などがあります。

熱中症や脱水症になる可能性は誰にでもある。

発汗機能が高まることで発汗量は増えるものの、汗腺での塩分再吸収が促進されるため、塩分喪失は通常より少なくなります。 その結果、体液バランスが崩れにくくなり、熱中症や脱水症の予防になります。
また体液喪失からの回復も早くなり、水分補給が更に効率的になります。
暑熱順化の方法の一例としては、有酸素運動で発汗を促してあげる、冷房を入れるとしても設定温度を高くする、服装は薄着にする等、運動条件・環境条件・着衣条件の三つの要因が重要になります。

熱中症や脱水症になる可能性は誰にでもあります。
その可能性を少しでも減らすためにも暑熱順化を行なってみてはいかがでしょうか。

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