『動作』を機能的に向上させる

『動作』を機能的に向上させることにより、非機能的な動作によって生じていた痛みやケガ、効率の悪い動きを改善させることができ、またそれが筋力、パワー、スキルの向上、最終的にパフォーマンスの向上やケガの予防に繋がります。

姿勢チェックや動作をしっかり分析し評価(アセスメント)する。

トレーニングを行う際、いかに筋を大きくしてスピードやパワーを増やすかということはもちろん重要ですが、機能的な動きの獲得するためには、身体のどこが弱くて非機能的であるか、及び何を必要としているかということについてはまず評価することが重要です。
このようなトレーニングプログラムによって、筋は大きくなり、力も強くなりますが、正しい動作や運動プログラムが習得されないままでは、動作に悪影響が出たり、ケガが起こりやすくなったりしてしまうことが起こります。

このようなことを避けるために、トレーニングをプログラミングする際には、まず姿勢チェックや動作をしっかり分析し評価(アセスメント)することが重要です。
このアセスメントによって、どこが弱くて非機能的な動作になっているのかをチェックし、その後のトレーニングプログラムを立てていきます。
身体の弱い部分や非機能的な部分を補おうとする代償運動が生じる場合があります。
代表的な例としては、片足スクワットのエクササイズでは膝が不安定なため内側に入ったり、体幹が外側に流れながらバランスをとったりしている場合があります。

不安定な代償運動を見逃さない。

このように下肢が不安定な状態や体幹のコントロールができないままトレーニングを行うと、膝の内側や腰部の軟部組織にストレスが加わり、それが繰り返されると痛みやケガに繋がったりします。
この不安定な代償運動を生み出す大きな要因として同じ側の中殿筋の機能不全が考えられます。
この場合、代償している筋に対しては抑制、機能不全のある中殿筋に対しては強化していくトレーニングをしていくことで機能的な動きの獲得することができます。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。