妊娠中の運動と胎児の栄養

近年では妊娠中の女性であっても適度な運動が推奨されています。

しかし、運動が胎児や母体に及ぼすマイナスなイメージも払拭しきれていません。

そのひとつに運動でエネルギーを消費することで胎児の栄養面に影響が出るのではないかという懸念があります。

実際に運動中は母体の血中グルコース濃度が低下しており、問題視する声もあったようです。

しかし、多くの研究で妊娠中もデスクワークをしている女性と運動をする女性とで胎児の成長に差はないことが分かっています。

加えて運動を行う妊婦では、胎盤が大きく発育するといわれ、胎児への酸素、栄養供給が効率的になるとされています。

また、運動をしていない妊婦に比べ、母体の体重増加が適正範囲内で低いレベルに抑えられることも分かっています。

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