ランナーと長母指屈筋のストレッチ

長母指屈筋が弱化すると母指屈曲筋力の低下が生じますが、足関節底屈筋力も低下することがあります。

長母指屈筋の緊張は、足部の内側縦アーチの疼痛とも関連しており、特にランナーに損傷が多く、踏切で長母指屈筋が伸張されると、屈筋腱にそった部位に疼痛を訴えるようになります。

したがって、ランナーにおいてはこの部位のストレッチは重要であると言えます。

多くのランナーは、ランニング前後に足部筋のストレッチを行いますが、長母指屈筋にはあまりそれが行き届いていないようです。

長母指屈筋のストレッチのためには、MP関節を伸展させなければなりませんが、その際に足関節と母指中足骨を中間位に固定することでより十分なストレッチが見込めます。

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