青年期の骨盤・股関節周辺の障害

股関節や骨盤では、急激な筋の収縮により剥離骨折が起こります。

筋と部位には関連があり、縫工筋では上前腸骨棘、ハムストリングスで坐骨結節、腸腰筋で小転子、外腹斜筋・腹横筋・中殿筋・大腿筋膜張筋・大殿筋では腸骨稜が、内転筋では恥骨結合が剥離部位となります。

こうした剥離骨折は、特に急速な成長をする青年期で起こりやすいと言われています。

予防としては、一般的な成長痛などと同様、継続的なストレッチングが重要となります。

また、青年期に股関節痛を訴えた場合、大腿骨頭すべり症を疑う必要もあります。

この疾患は、特に外傷を伴うことなく生じ、活発な青年期のほかに、肥満や痩せ型、甲状腺機能亢進症の人に起こりやすいとされています。

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