脳の働きをよくする食品とは…
脳も身体の一部なのでその働きは少なからず食事の影響を受けます。脳の働きをよくする栄養素として、まずあげなければならないものは、脳や脊髄などの神経系は、他の組織に比べて発育速度が速いので、乳幼児期から卵、乳製品、大豆製品、魚類などのたんぱく質をバランスよく摂取し、丈夫な脳をつくるこたが大切です。これらのたんぱく質食品の中で、おすすめなのが「大豆」と「魚」です。
大豆は「畑の肉」と呼ばれる。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるように、タンパク質を多く含んでおり、さらにレシチンと呼ばれるリン脂質も含んでいます。このレシチンが記憶力・集中力を高めたり、ボケの予防・改善に効果があるとの報告もあります。脳内の情報は、神経細胞のシナプスを経由して隣の細胞に伝達されるのですが、その際にアセチルコリンという化学物質が情報を仲介してくれます。レシチンは、このアセチルコリンの原料になる物質で、レシチンが増えるとアセチルコリンも増え、その結果、細胞同士の情報伝達がスムーズになるのです。大豆はレシチンをたくさん含んでいますが、たんぱく質の再合成に必要なメチオニンという必須アミノ酸が少ないのが欠点です。それを補ってくれる卵と一緒に摂取すると良いでしょう。ごはんに卵入りの納豆をかけて食べてみてはどうでしょうか。
この記事へのコメントはありません。