凹足について

凹足とはいわゆるハイアーチのことで、土踏まずが異常に持ち上がった状態のことを言います。

正しくは、後足部の過剰な内がえし変形を随伴した異常に高い内側縦アーチを示す構造です。

凹足は進行性、非進行性があり、幼年期前半か老年期に現れます。

凹足に随伴する機能的な制限はさまざまなですが、その程度に関わらず、高いアーチは歩行や走行の力学を変化させます。

基本的に高いアーチは、中足骨頭が地面に対して大きな角度におかれます。

その結果、中足骨頭領域の接触圧が増加し、胼胝の形成や中足骨痛を引き起こします。

加えて慢性的に高いアーチは足部では走行で繰り返される衝撃の吸収性が落ち、足部だけでなく下肢の至ることに圧力関連の損傷を受けやすくなります。

凹足の治療は、進行性・非進行性か、重症度が高いか否かで異なりますが、腓腹筋やヒラメ筋など短縮筋へのストレッチなどが有効であるとされています。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。