ウイルスや細菌感染と腰痛

いくつかの上肢の筋骨格系疾患は細菌やウイルス感染の後に発生率が上昇することが研究によって示唆されています。

それによると、細菌やウイルス感染は手根管症候群や関節炎のような疾患を発症させる確率を高めるのだと言います。

しかし、その発症の直接的な原因は職業に関連する因子であり、あくまで可能性レベルの話だといえます。

とはいえ、腰痛に関しても同様に言われており、椎間板ヘルニア後に腰痛を長期に抱える患者では、抗生物質によって改善がみられたと言います。

椎間板ヘルニア後の力学的変化により椎体の変性に関連して骨挫傷が助長することがあると言われており、こうした場合では細菌の活動が存在しうるとされています。

そのため、抗生物質が働くことで改善がみられたというわけです。

しかし、結局は力学的原因が大前提にあるため、こうした問題の解決が先決でしょう。

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