下腿三頭筋挫傷について

下腿三頭筋挫傷は、スポーツによる下腿部痛として非常に一般的であり、急性、慢性、そして遅発性筋痛と、その原因はさまざまです。

下腿三頭筋の急性挫傷は、テニス、サッカー、野球など爆発的なスピードとジャンプを伴うようなスポーツで見られます。

また疲労、ウォームアップ、柔軟性などが影響します。

慢性的なオーバーユースによる挫傷は、長距離ランナーにみられることが多く、運動量や運動強度を急に増加させるなどすることにより起こります。

またシューズの問題や筋力、柔軟性の不足、路面や地形などの影響も考えられます。

これらの症状としては、急性挫傷では主に腓腹部痛はもちろんのこと、局所の圧痛、腫脹、皮下出血、筋力低下などが起こります。

慢性の挫傷では、びまん性の痛みがあり、腫脹は少なく、こわばりが強いとされています。

さらに跳躍運動や踵上げ運動時に筋力の低下を感じます。

これらの予防のためには、急性挫傷の原因ともなる筋痙攣を予防すること、筋力強化、ストレッチングなどが効果的となります。

慢性の筋挫傷を防ぐためには、1週間あたり10%以上ランニング量を増やさないことが重要であるとされています。

また、日によってランニング強度に偏りがないようにしたり、レース後にきついトレーニングを行わないなども大切です。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。