大腿五頭筋とは

大腿四頭筋は、大腿直筋と外側広筋、内側広筋、中間広筋の4つの独立した筋が合わさって構成されています。

おそらく最も有名な筋のひとつであるこの大腿四頭筋には、実はもう一つの筋が存在しており、大腿五頭筋になるのではないかと取り沙汰されています。

これを調べた研究によると、外側広筋と中間広筋の間に、別に神経支配を受ける筋があったといいます。

これをtensor vastus intermedius(TVI)といい、直訳すると張筋と中間広筋なので中間広張筋といったところでしょうか。

このTVIの起始は大転子前面にあり、小殿筋の付着部に向かって線維が伸びています。

この線維が遠位にいくに従って、TVIは腱膜を形成し腱状の組織となって四頭筋腱の一部となり膝蓋骨内側に付着します。

このため、TVIは膝蓋骨に対して斜め外側に付着し、機能的には中間広筋の斜走線維に拮抗する働きをもつと考えられます。

また、TVIの筋膜は中間広筋の筋膜と接触または融合していることから、中間広筋の張力に影響を与えると考えられます。

このように、TVIは大転子の前面から起始し、四頭筋腱の中間層を形成し膝蓋骨につく独立した筋であると結論づけられています。

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