筋腱接合部と接触面積の関係

人の運動は神経から筋へ、筋から骨へと伝わります。

筋は骨にそのまま延長して付着しているわけではなく腱へと移行しながら付着しています。

筋から腱へと移行した部分を筋腱移行部、腱から骨へと移行した部分を骨腱接合部といいます。

腱は主にコラーゲン線維からなり、筋腱移行部では筋線維と混ざりあい、その90%が腱成分となっています。

通常、筋と腱は相互作用をもっており筋腱複合体として筋の作用や腱の作用を考えます。

例えば、外部からの力が加わったとき、筋は力の応じて短縮・伸張しますが、腱は加わった力を一時的に蓄え、伸張されると強い力で短縮するという性質をもっています。

腱は筋との接触面積が大きいほど、筋腱・骨間の力伝達の効率や負荷軽減に役立ちますが、筋の廃用や損傷によって接触面積が減少すると考えられています。

さらに損傷後、十分に回復しない可能性もあり、これは筋の二次的な損傷リスクを増大させると言われています。

この接触面積は筋線維タイプによって異なると言われており、日常的に使われる遅筋線維は、散発的に使われる速筋線維よりも接触面積が大きいとされます。

このような筋腱移行部の接触面積の違いは遠心性運動による速筋線維の損傷率の高さと関係していると言われています。

ではまた。

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