豆乳製品の脂質代謝改善作用

近年、食生活の欧米化や運動不足によりメタボリックシンドロームが増加傾向にあることは広く知られており、その予防に効果的な大豆食品、特に摂取容易な豆乳にも注目が集まっています。一般的な話にはなりますが、食事摂取量を減らさずにメタボリックシンドロームを予防するためには運動するほかに食事内容の質的改善が必要なのは当たり前になってきました。しかし、最近の日本人の食生活では健康改善効果のある豆類の摂取量は不足しがちなものになってきています。

大豆には大豆たんぱく質、大豆ペプチド、イソフラボン、サポニンなどが豊富に含まれ、これらが脂質代謝改善作用を示す。

そこにきて近年の豆乳ブーム。なんとなく身体に良さそうということで豆乳鍋などがブームになりました。いまではコンビニで多くの豆乳製品がなれんでいますね。実際に豆乳、要するにその材料となる大豆は多くの健康につながる効果が期待されています。この大豆には機能性因子である大豆たんぱく質、大豆ペプチド、イソフラボン、サポニンなどが豊富に含まれ、これらの因子が脂質代謝改善作用を示すことが報告されています。

そして、この大豆の機能性因子の吸収には通常の豆で食べるよりも乳酸発酵させた豆乳状にして摂取したほうがより身体に良いという報告もされています。乳酸発酵豆乳はヨーグルト状になっていて、実はコレステロールをまったく含まず、かなりの大豆臭が低減化され摂取しやすい状態にもなっています。また、乳酸発酵処理によって豆乳中のイソフラボン配糖体がアグリゴン型(ここでいう「アグリゴン」とは配糖体から糖を除いたフラボノイドの基本骨格部分)に変換されるので、体内でイソフラボンが吸収されやすくなるメリットも報告されています。

乳酸発酵豆乳には強い脂質代謝改善作用がある。

論文ベースにおいても、普通食投与ラットにおいて豆乳と乳酸発酵豆乳の摂取効果を比較すると乳酸発酵豆乳が強い脂質代謝改善効果を示すことを報告しているものもあります。同様に高コレステロール食、高脂肪食、高脂肪高コレステロール食の投与時に乳酸発酵豆乳を摂取させると脂質代謝改善作用を示すものも報告されています。つまり乳酸発酵豆乳には強い脂質代謝改善作用があるということもいえますので、やはり脂質の代謝を改善したい方にはこの豆乳の摂取がいい効果をもたらしてくれることがいえそうです。みなさんもぜひコンビニで並んでいる豆乳製品をチェックしてみてくださいね!

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