関節症をもつ高齢者のトレーニング

変形性関節症をもつ多くの高齢者は、関節症が憎悪しないかという恐怖感によりトレーニングを開始できずにいます。

確かに、トレーニングの実施にあたって医学的意見が必要ですが、無作為化臨床試験によると、トレーニングをしても疼痛は増強せず、病態は進行しないことがわかっています。

実際、トレーニングにより関節症患者では機動性が改善し、疼痛が減少し、機能が改善することがわかっています。

加えて、運動により体重が減少することも、下肢の関節にかかる負担を減らすことにつながり、不安の解消をもたらします。

変形性関節症の患者のトレーニングは、関節症を起こしている関節に過度に圧迫がかからないようにし、一方で、最大筋力と持久力をつけるように組まれる必要があります。

そのようなトレーニングには、これらに限るわけではありませんが、サイクリング、水泳、水中エアロビクス、ボートこぎなどがあります。

クロストレーニングが必要であるという意見もありますが、特に関節症患者では、関節にかかる圧迫力を変化させるために、変化する異なる型の運動をすることが最もよいと考えられています。

運動の強さや方法は動きに伴い、どの程度疼痛を感じているかで決定するべきです。

関節症患者に対する、抵抗を伴うトレーニングのための運動処方には、創造力が必要だといわれています。

例えば、1RM60%の負荷をCKC的運動で行うと膝痛を感じるかもしれませんが、OKCではそれを超える負荷の運動ができるかもしれません。

このように、適切な運動強度をみつけるためのさまざまな抵抗運動をすべて試みるべきであるでしょう。

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