後天性動作機能不全

●自然な基本的動作に基づく不自然な活動の反復

動作機能不全は、特別なスキルやトレーニングが求められる活動、あるいは自然な動作パターンに反する活動を行った結果として生じる可能性があります。

例えば、投球動作が正常な動作パターンの範囲内にあったとします。しかし、長期間に渡り多くの投球動作を反復すると、身体のバランスが崩れます。これは、投球動作が投球側と非投球側で活動量が異なるため起こります。

不自然なパターンや動作の機能不全は、アンバランスな動作を積み重ねることにより生じます。頻度や強度、継続時間はアンバランスな活動やパターンが蓄積されることによる影響を判断する材料となります。バランスの悪い動作は、日常生活、仕事、趣味、スポーツなどにおいて起こりえるが、たとえ良好な動作を行っていても、一定のパターンや特定の動作傾向などの偏りが生じます。習慣的な活動は固定化されてオーバーユース、代償、姿勢の変化、筋骨格系のバランス不良などを生じ、これらをチェックせずに放置しておくと疼痛や炎症の原因となります。痛みは異常な状態に対する正常な反応として生じた結果です。問題の蓄積を避けるには、不自然な動作パターンの繰り返しによる影響を抑えるために、バランスのとれた活動や対照的な活動を行うのが最も良い方法です。ある特定の活動により生じる動作の質的な問題を突き止め、それを抑制することができます。習慣的な姿勢も、アンバランスが生じやすい。ヒトの生活スタイルは、昔と比べて座っている時間が長くなり、股関節や脊柱を伸ばすよりも曲げる機会が多くなっています。このような屈曲優位の姿勢を長く続けることにより、自然な伸展動作が阻害されます。伸展動作をより多く行うことや、座位時間を短くすることで、屈曲優位な姿勢を補正することが可能です。

 

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