種目が違えば食事も違う

スポーツ種目では、エネルギー供給で考えると大きく3つに分けることが出来ます。

1つ目は、ハイパワー系(筋力・瞬発力)

2つ目は、ミドルパワー系(筋持久力)

3つ目は、ローパワー系(持久力)

※いくつかの種目では上記のように簡単に分けることはできないものもあります。

ハイパワー系では、競技中にATP(アデノシン3リン酸)とCP(クレアチンリン酸)がエネルギー源として必要とされます。

しかし、筋肉内に蓄えておくことができるATPとCPの量はわずかで、高強度の運動により消耗されます。

そのため、ハイパワー系では、エネルギー及び栄養素の必要量を満たすバランスのとれた食事で、筋量を減少させないように注意することが大切です。

ミドルパワー系では、筋グリコーゲンが運動時のエネルギー源として重要な役割を果たします。

運動によって筋グリコーゲンを使い切ることはないですが、激しい運動を長時間続けることはよりその貯蔵量は大きく減少します。

そのため、ミドルパワー系では、筋グリコーゲンの回復を考えたエネルギー及び栄養素の必要量を満たすバランスのとれた食事が重要となります。

ローパワー系では、筋グリコーゲンの貯蔵量が競技成績に大きく影響を与えます。

脂肪をエネルギーとして代謝するためには糖質が必要で、筋グリコーゲンの枯渇と疲労困憊の時間は一致することになります。

そのため、ローパワー系では、エネルギーの補充とエネルギーに関する栄養素の補給を考えた食事が必要となります。

これらのように、スポーツをやるにあたって、それぞれの種目にあったそれぞれの食事をすることが良い成績への近道となるのです。

 

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