インナーマッスルの働き

インナーマッスルは主に関節を安定させるために働いています。このように言うと、インナーマッスルの役割は怪我の予防だけだと思われるかもしれませんが、他にも重要な役割があります。

インナーマッスルとは、大胸筋や広背筋など大きな筋肉の下にあり、比較的出力の小さい筋肉です。表面上は見ることが出来ないため、意識するのも難しい筋肉になります。しかし関節を安定させる働きを持っているので、基本的に四六時中動いている筋肉でもあるのです。

インナーマッスルは関節の安定性の他にも、効率的な動作をする上では欠かすことが出来ません。大きな筋肉の内側にあるということは関節に最も近い場所にあるということです。そんな筋肉が動かなくなってしまったらどうでしょう。関節は時計の針のように軸を中心に回転します。中心近くの動きが悪くなれば、外側でより強く引っ張らなくてはいけないので、無駄な力を必要とするのです。つまりインナーマッスルの働きが悪いと、動くときに無駄な力を使うようになり、効率的な動作ではなくなってしまうということです。

非効率的な動作は、姿勢の崩れや体型の不均衡につながります。インナーマッスルを鍛えて、効率的な動作を出来るようにしましょう。

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