褐色脂肪細胞を活性化

脂肪には皮下脂肪・内臓脂肪にあたる白色脂肪細胞と、褐色脂肪細胞という2種類があります。白色脂肪細胞は、皮下・腸間膜などの周囲に広くたくさんあり、エネルギーの貯蔵と放出をおこなっています。一方、褐色脂肪細胞の方は、鎖骨や首回り、肩甲骨の周辺など限られた場所に少ししか存在しておらず、その働きは熱生産を体温維持などです。

私たちが減らしていきたい脂肪は白色脂肪細胞であり、エネルギーを消費して熱を作り出す褐色脂肪細胞が活性化すれば、太りにくい体になると考えられます。その褐色脂肪細胞は、新生児には多く、成長するに合わせて減少しますが、中高年であっても褐色脂肪細胞が活性化している人は肥満度が低く、スリムな方が多いという研究結果もでています。

褐色脂肪細胞を活性化させるには

では、褐色脂肪細胞を活性化させるにはどうしたらよいのか。体温低下を防ぐという役割を持っている褐色脂肪細胞は、夏よりも冬の方が量が増え活性化するといわれています。この「寒冷刺激」が褐色脂肪細胞を最も活性化させます。よく夏より冬の方が痩せやすいといわれるのはこのようなことが関係しているのかもしれませんね。これからの季節少しずつ気温が寒くなっていきますが、少し薄着をして外を走ってみるのはいかがでしょうか。

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