動きを理解することと実際に動けることの違い:トレーニングにおける重要な視点
皆さん、福岡でパーソナルトレーニングを受けている方や、筋トレ、リハビリに興味を持っている方々に向けて、今回は「動きのかたち」について考えてみましょう。運動形態を視覚的に呈示する手法として、連続図(キネグラム)や連続写真、身体の軌跡図などが使われることが多いですが、これらの静止した資料から動きを正確に理解するのは難しいことが分かっています。
動きを「見る」ことと「感じる」こと
たとえば、ゴルフや野球のスイングを写真で見た時に、「こういう形になっている」と説明されても、実際にその動きを再現することは難しい場合が多いです。これは、観察者に「動きを見抜く能力」が必要だからです。動きを視覚的に理解することができても、それが実際に「できる」ことには結びつきません。
知識と技能の違い:「知ること」と「できること」
哲学者カントは、博物学者キャムペルが靴の作り方を詳しく説明できても、実際に靴を作ることができなかったという例を用いて、知識の獲得が技能の習得に直結しないことを指摘しました。同様に、イギリスの哲学者ポラニーも「何であるかを知る」(knowing that)と「いかにしてかを知る」(knowing how)の区別を指摘しています。技能の習得には、暗黙知と呼ばれる「 tacit knowing 」が重要な役割を果たします。
動感形態:身体が感じる動き
メルロ・ポンティの『知覚の現象学』によれば、私たちが動こうとする時に動かすのは客観的な身体ではなく、現象的な身体です。これは「私の運動」において運動感覚という「私の能力」で捉えられる運動形態、つまり動感形態として理解されます。金子によると、この動感形態は「動感的に意味づけされた志向的な形態」と呼ばれ、動作の感覚や動感に焦点を当てた指導が必要です。
まとめ
運動形態を視覚的に理解することができても、それだけでその運動が「できる」ようにはなりません。実際のトレーニングやリハビリにおいては、動きの感覚や身体の動きに対する意識が重要です。福岡でパーソナルトレーニングをお考えの方は、このような視点を持つことが効果的なトレーニングに繋がるかもしれません。
トレーニングやリハビリに関するご相談は、ぜひ当ジムまでお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いたフィジオ福岡はこんなところ
福岡市博多区の大型パーソナルトレーニングジム
フィジオ福岡は、福岡市博多区住吉にある大型のパーソナルトレーニングジムです。1000㎡の施設ではパーソナルトレーニングはもちろんのこと、通い放題のマシン、スタジオ、お風呂・サウナ、コラーゲンマシンといった美容・健康設備などが揃っています。またパーソナルトレーナーの他に、理学療法士、管理栄養士などが在籍しており、健康増進・リハビリ・ダイエットなど様々な目的に対応しています。
フィジオの自費リハプログラム
自費リハビリテーション
フィジオ福岡リハビリセンターはフィジオ福岡が提供する公的保険外リハビリサービスです。脳卒中後遺症や変形性関節症などの運動器疾患に特化した自費リハビリをご提供しております。完全予約制・有資格者とのマンツーマンセラピーが特徴で、医療保険や介護保険でカバーできていない発症して数年経った後遺症の方にも改善を目的にした集中的な施術をおこなっています。
運動療法&徒手療法・物理療法
フィジオ福岡ではフィットネスプログラムによる運動療法やボディケアなどの徒手療法に加えて、低周波・超音波理学療法機器や筋膜リリース機器を用いて自費リハビリテーションを行なっていきます。
充実した施設
フィジオ福岡の施設にはその他、通い放題のマシンジム、お風呂、サウナ、コラーゲンマシンやタンニングマシンも完備。快適な環境でリハビリに励むことができます。
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