アスリートにおけるパワー発揮

大きなパワーを発揮する能力は、ジャンプ・投げる・方向転換などを含む様々なスポーツ活動のパフォーマンスにおいて、必要な基本特性の一つです。スポーツにおいて、ごく短時間に大きな力を発揮する能力が必要とされます。高い力の立ち上がり速度を発揮する能力は、総合的な筋力レベルと大きなパワーを発揮する能力とに関連しています。

力学的パワー


力学的パワーはしばしば仕事率とも呼ばれ、力に速度を乗じることにより求められます。

パワー= 仕事 ÷ 時間
= 力 × 距離 ÷ 時間
= 力 × 速度

これらの数式に基づくと、高いパワー発揮能力に影響を及ぼす要素としては

①大きな力を素早く発揮する能力
②高い収縮速度を発揮する能力
が挙げられます。

筋の発揮することのできる力と、筋が短縮する速度との逆相関関係は力-速度関係で表されます。この曲線では、短縮性筋活動によって産生される力の大きさは、運動の速度が速くなるにつれて小さくなります。最大パワーは最大筋力と最大速度が相互にバランスが取れた状態で生じます。すなわち、最大パワー(ピークパワー)は最大速度でも最大筋力でも起こりません。つまり、パワー発揮においては力の立ち上がり速度がより重要となります。

パワー発揮能力を高める重要な要素

また、パワー発揮能力を高める際に重要な要素として
①総合的な筋力を最大限に高めること
〈筋力は、高い力の立ち上がり速度と大きなパワー発揮を実現する能力と直接関係がある為〉
②非常に短い時間で大きな力を発揮する能力を向上させること
〈力の立ち上がり速度に反映される為)
③短縮速度の増加に伴い、大きな力を発揮する能力を促進すること

この3つの要素には、相互作用が存在し、総合的な筋力レベルが大きなパワー発揮を促進する主要な役割を果たしています。

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