ランニングにおけるプロネーションを考える。

健康の為にランニングを始めたり、マラソン大会に出る為に頑張っている方もいらっしゃることでしょう。
現在、ランニングブームで日本のランニング人口は1000万人とも言われています。
せっかく健康の為に走ったのに膝や腰が痛くなり、走れなくなったという方もいらっしゃるかもしれません。
そうならない為にも、足の着地時の問題、プロネーションについて考えていきましょう。


プロネーションとは


プロネーションとは、着地時に足首の関節が内側に倒れこむ現象を言います。
それに伴い、足が着地し蹴り出すまでの間でスネが内側にねじれてしまいます。
この度合いが少ければ心配ないのですが、この度合いが大きいと「オーバー・プロネーション」と言い、膝やスネに障害につながる危険性が高まります。
この度合いが少ないことを「ニュートラル・プロネーション」とよび、この範囲では、着地時に脚に大きな負担がかかる事を防ぎ、ランニング時の疲労を軽減する事ができます。
さらに、進行方向に対してスムーズに移動できスピードを向上させることができます。
ランニングでケガをしない為、マラソン大会完走の為にもねじれの度合いを少なく抑えたいものです。


プロネーションを改善する為には


まずは、自分の足首の着地がどうなっているのかチェックしてみましょう。
1度後ろから友達に観察してもらいながら、自分がオーバー・プロネーションかどうか確認しましょう。
もしオーバー・プロネーションと判断されたら改善しなければなりません。
シューズやソールを見直して対応することも効果的な対策です。
もう1つは、問題となっているフォームの改善です。
しかし、今までの無意識で行ってきたランニングフォームを変えるのはとても難しい事です。
トレーニングしながら、体の使い方の再教育が必要になります。

ぜひ、一度自分の走り方を見直してみてはいかがでしょうか。

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