パーソナルトレーニングとは何か？

皆さんが思うパーソナルトレーニングとはどんなイメージでしょうか？
一昔前までは、ムキムキに鍛えてボディビルダーを目指す人が通う所。

そのようなイメージが強くて、「運動初心者の私が通うようなところではないんじゃないか」と感じている人もいるかと思います。

実はそんなこともありません。

実際、パーソナルジムに通う人はダイエットやボディメイク、健康増進などの目的の人が多いです。

コンテストに出るようなマッチョたちは、トレーニング頻度も多いので毎回パーソナルを受けるというよりも自らトレーニングまたは、合トレ(合同トレーニング)をすることが多いです。

また、トレーニングを始めようか悩んでいる女性で「私は筋肉質だしスクワットしたらすぐ足が太くなっちゃうからトレーニングできないんだよねー」

と言う人が周りにいませんか？そんな人には「数週間くらいで簡単に筋肉は大きくならないぞ」と言ってやりたいですね。

同業者やボディメイクをしている男性、女性などは一度は思ったことありますよね。

それはさておき、フィジオ福岡に通うお客様はダイエット目的が多く、他には世間的にも健康や美容の意識が高まりつつあるのと運動習慣をつける目的で前者では姿勢改善などを目的にピラティスのパーソナルに通う女性も増えています。

もう1つ、フィジオの強みとしてパフォーマンスUPを目的にアスリートやゴルフ愛好家も多く通われたり、痛みなく生活するためにリハビリ目的で通われる高齢者などもいます。

やはり苦労なく生活するためには健康は必須だと感じています。

ちなみに私の健康法は自然を感じることで、休日は公園で読書したり、自転車で40キロ移動して川に浸かりながら読書をしたり、地元の沖縄に帰った時には毎日海で泳いでます。最近は泳ぐと言うよりかは潜ってます。

もちろんトレーナーとして運動も欠かさず行っています。運動した方が心も体もスッキリしますよね。

パーソナルトレーニングを受けるメリット3選

次は私が思うパーソナルトレーニングを受けるメリットを3つに分けて紹介します。

まず1つは運動経験が少ない人でも安心安全にトレーニングできるところです。

トレーニングを始めるにあたって大きなハードルになるのが「自分１人でできるかな」というところだと思います。

私も高校生でトレーニングを始めたての頃は「これであってるのかな」と思いながら自分でトレーニングしてました。

YouTubeを見て勉強しても実際やってみると難しいですもんね。

トレーニング初心者の場合、間違ったフォームで行って怪我をするリスクもあります。

安心安全に行うためにはトレーナーから直接指導を受けることをがオススメします。

2つ目が最短で目標達成できることです。

例えば、◯月までに◯Kg痩せようと思って「ダイエット食事法」と調べても糖質制限や脂質制限、ファステティング、置き換えダイエットなど無限に出てくると思います。

痩せない理由も多岐に渡り、暴飲暴食でカロリーオーバーしている人や、過度のカロリー制限で代謝が低下してる人、糖質は制限しているけど脂質の摂りすぎている人など様々です。

私がお客様の食事を確認する限り、女性は食事量が少なくて代謝が低下。男性は暴飲暴食でカロリーオーバーしているパターンが多い印象です。

たくさん情報がある中で自分に合った食事法を見つけ出すのは至難の業です。

そのため、食事のカウンセリングから自分に合った食事法を見つけて取り組むことをオススメします。

3つ目は生活習慣や意識が変わることです。

トレーニングの目的は違えどダイエットのために食事に気をつけたり、ボディメイクのためにプロテインを飲み始めたり、これまではエレベーター使ってたけど階段を登るようにしたり、せっかくトレーニング頑張ったから今日はお酒は控えようなど普段の生活の中でも意識が変わってくるでしょう。

実際、トレーニングや運動することで「ストレス発散になった」「睡眠の質が向上した」など声も多いです。

そして心身ともにリフレッシュしている状態こそ健康的な生活習慣を過ごせると思います。

パーソナルジムとスポーツジムの違い

パーソナルジムとスポーツジムの違いは個別に対応しているかどうかだと思います。

これをやれば確実に痩せると言うような魔法のトレーニングはありませんが、①の人にはこのトレーニングが適している。②の人にはこのトレーニングが適しているなどはあります。

そこを見極められるのがパーソナルトレーニングならではの個別性で、自分で試行錯誤しながら進めるよりもスピード感は早いです。

そして目標達成するために必要なことが効果的なトレーニングです。

では、効果的なトレーニングの特徴はなんだと思いますか？

プロ選手がやっているトレーニング？誰でもできる王道のトレーニング？

他にもいくつかあると思いますが、私が思う効果的なトレーニングは対象者の目的に合わせて適切な重さ、回数、セット数を選択することだと思います。

筋トレはとりあえず10回×3セットやれば良いと思っている人もいるのではないでしょうか？

例えば、ボディメイクをしたい2人の男性がいて、Aさんはトレーニング歴が5年、Bさんはトレーニング初心者。

Aさんは普段100キロを担いでスクワットを行います。

この2人が100キロを10回×3セットをするとどうでしょう？

Aさんの場合だと適切な負荷設定ですが、トレーニング初心者のBさんは重すぎます。

他にも自己流のトレーニングをする人に見られるのが、フォームよりもと重量にこだわる人です。

この場合も、適切な負荷設定だとは言えません。

トレーニングで怪我をする人はこのような人が多い印象です。

トレーナーは専門的な知識を持っているので怪我を予防しながらできるもパーソナルのメリットです。

パーソナルが向いてる人、向いていない人

パーソナルトレーニングが向いている人の特徴

1.明確な目標を持っている人

ダイエットやボディメイクなど理想の体型になるためには明確の目標設定とその過程が大切です。

ダイエットを例に説明していきます。

「よっしゃーモチベーション上がってるから今月で10kg減らそう」など一時的なやる気と現実的ではない目標設定をするとどうなるでしょうか？最初は順調に体重が減っても停滞期になると原因が分からず対策できなくなります。

そして、リバウンドしてダイエット前よりも体重が増えてしまう。

これまで自己流で糖質制限をしてきたお客様はこのような傾向が多いです。

ダイエットを成功させるためには一時的なやる気に任せた目標設定ではなく、6ヶ月で体重を◯kg減。体脂肪を◯％減。そのために1ヶ月で◯kg。2ヶ月で◯kg落とすなど逆算して計画立てるとうまく進めやすいです。

そしてもう一つ大切なのが、どのような手段で進めていくのかです。
◯kg減らすために週に何回運動をするのか、どのような食事法で行うのかなど手段を決めて実行、評価、必要であれば改善しながら進めていくことが大切です。

面倒に感じるかと思いますが、トレーナーと一緒に目標設定と食事法までしっかり組み立てられると高確率でダイエットもボディメイクも上手くいきます。

2.専門的な知識やアドバイスが必要な人

トレーニングを行う上で最も気をつけるべきことが怪我です。

自己流のトレーニングや重さを上げすぎると怪我のリスクが高まります。それだけでなく最悪、死亡事故につながったケースもあります。

ある事故ではベンチプレスをしている際、重さに耐えきれずバーベルで首を挟み窒息。

そこは24時間ジムで早朝や深夜はスタッフが在中しておらず、利用者もいなかったため助けることができませんでした。

運動初心者こそトレーナーの指導もとリスク管理をしてもらうことが怪我や事故予防のためには大事になってきます。

リスク管理をした上で適切な負荷でトレーニングをすることが効果的なトレーニングと言えるでしょう。

他にも効果的なトレーニングをするためには専門的な知識も必須です。

初心者、上級者に限らずその分野の専門家にアドバイスをもらえることはとても貴重な機会になると思います。

動画を見たり、本を読んだりして知識をつけることも良いですが、実際にトレーナーの指導を受け体で覚える方がフォームの上達スピードは早いでしょう。

 

3.モチベーションが低下しがちな人

トレーニングを始めたばかりの時はモチベーションが高く取り組めると思いますが、結果が出なかったり停滞している時などはモチベーションが下がる時期もあると思います。

しかし、それは誰にでも起きることです。

私自信、「トレーニングするのが面倒だなー」「今日は疲れたからやめておこう」と思ったことは何度もあります。

家から徒歩2分のジムに行くのも面倒になって退会したこともありました。

もちろん、トレーニングが好きな人は自己管理が得意な人は継続できると思いますが、そうではない人が大半ではないでしょうか？

「やっぱ自分ひとりだと頑張れない」「トレーナーがいるから続けられる」

という人もいます。

トレーナーと2人3脚で頑張れるのもパーソナルの醍醐味だと思います。

4.個別のケアが必要な人

トレーニングしたいけど、怪我があったり持病があるお客様もいます。

高齢者にとっては足腰を鍛えることがADL(日常生活レベル)を高めるために必要不可欠ですが、リスク管理ができておらず、転倒して骨折などをすると大変なことになります。

高血圧の方が健康のために筋トレを始めたとしても負荷が高すぎると血圧を急激に上げてしまい、逆に危険な場合もあります。

病気や怪我の場合は医師の判断のもと運動を勧めらると思います。

それをトレーナーに伝えることで安全にトレーニングすることができます。

フィジオでは自費リハビリも行ってます。

疾患ごとにリハビリのプロトコルはありますが、その人によって具体的な対策が異なることもあります。そのため個別のアプローチをすることに意味があると思います。

 

5.結果を早く出したい人

トレーニングを始めるからにはできるだけ早く結果を出したいですよね？

そういう人こそパーソナルがおすすめです。

自分でトレーニングするとなると「何から始めていいかわからない」ということもあると思います。

トレーニング効果は1日で出るものではないので継続して行う必要があります。

そこで大事なのが自分にあったトレーニングプランを組み立てることです。

トレーニングプランと言っても週に何回トレーニングするだけではありません。

ボディメイクが目的な場合、トレーニングに必要な可動域EXも大事です。他にも安定したフォームの習得や適切な重量設定。種目選択も大切です。

この種目は◯kgで◯回×◯セットなど細かく設定する必要があります。

「男らしい体になりたい」「お腹周りを引き締めたい」などボディメイクをする上で、もちろん筋トレは必須です。

しかし、食事は気にせず暴飲暴食。夜更かしして昼夜逆転など生活習慣に問題がある場合はせっかくトレーニングを頑張っても効果は低下します。

よりトレーニング効果を出すため、結果を早く出すためにはトレーナーから適切な食事法や生活習慣などのアドバイスをもらうことをオススメします。

トレーナー自身もボディメイクやダイエットの経験はあるはずです。

SNSやネットで調べればいくらでも情報は出てきますが、パーソナルジムでは実際に経験しているトレーナーから直接あなたにあったアドバイスをもらえる。この環境こそ早く結果を出すために大切なことだと思います。

 

パーソナルトレーニングが向いていない人の特徴

 

1.1人で効果的なトレーニングできる人

トレーニングの効果を出すためには適切なフォームそして重量、回数、セット数など細かい負荷設定と目的に合ったトレーニング選択が必要です。

トレーニング上級者や探究心がある人。または身近にトレーニングに詳しい人がいるとパーソナルを受けなくても継続できると思います。

しかし、独学でやって怪我することもよくあります。

実際、フィジオ福岡に通われていたお客様でも独学でベンチプレスをやっており、肩を痛めトレーニングを休止。

それまで順調に体重も減少していたが怪我している期間にリバウンド。

せっかくトレーニング頑張ったのにもったいないですよね。

そうならないためにもトレーニングに詳しい人からアドバイスをもらったり、もしくは合トレ(合同トレーニング)すると効果的にトレーニングができると思います。

 

2.コストを重視する人

パーソナルトレーニングを受けるか、自分でトレーニングするか迷う大きな点は料金だと思います。

まずはパーソナルジムではどれくらい料金がかかるのか説明していきます。

大きく分けて入会金とコース料金の2つがかかり、栄養指導料金が込み、もしくは別途で料金がかかる所もあります。

大手パーソナルジムライザップの2ヶ月プランの場合はこのよう料金になってます。

・入会金　55,000円(税込)

・コース料金　327,800〜539,000円(税込)

・合計　382,000〜594,000円(税込)※2ヶ月の料金

フィジオ福岡はこのような料金になってます。

・入会金/事務手数料　57,200円(税込)※キャンペーン適応で無料

・コース料金　31,350〜79,200円(税込)※1ヶ月の料金

このようにパーソナルジムの料金は店舗によって大きく異なります。

続いては、スポーツジムと総合型フィットネスクラブについて説明します。

これらはパーソナルジムと比較して料金が安いのが特徴です。

・スポーツジム

スポーツジムとはトレーニングマシンやフリーウエイト、有酸素マシンなどを完備し、トレーニングに特化した施設です。

トレーナーが在籍してますが、基本的には自分でトレーニングを行います。

私も24時間ジムのエニタイムに通っていましたが、フリーウエイトエリアはゴリマッチョが多く、運動始めたばかりの人は近寄りづらい印象を受けることもあると思います。

その場合はマシンエリアでも十分にトレーニングできるので安心して通えると思います。

・総合型フィットネスクラブ

総合型フィットネスはトレーニングエリアだけではなく、ヨガやピラティス、スタジオレッスン。他にもプールやスパ、サウナなど設備が充実しており、気分に合わせて自分の好きなサービスを受けられるのが特徴です。

フィットネスクラブは他の会員とか関わる機会も多くコミュニティ形成としても人気があります。

客層はスポーツジムと比較して年齢は高め方が多いです。

次に料金について比べていきます。

スポーツジム　エニタイムフィットネスの場合

・セキュリティーキー代　5,500円(税込)

・月会費　7,480円(税込)

 

フィットネスクラブ　ルネサンス　24時間ジム会員の場合

・入会金　3,300円(税込)

・事務手数料　6,050円(税込)

・月会費　7,920円(税込)

パーソナルジムと比べると料金はかなり安くなります。

24時間ジムなどは回数制限もないので通えば通うほどお得になります。

しかし、「面倒だから今日はいいか」と先延ばしにしているといつの間にか幽霊会員になっていることもよくあるので習慣的に通える人、トレーニングの頻度が高い人はオススメです。

3.自主的に動ける人

自分でトレーニングを継続するために大切になるのがモチベーションを維持できるかだと思います。

「ジムに行ってしまえばやる気が出るのに、家から出るまでが、、、」まさにこれです。

これに打ち勝てないと継続は難しいです。

しかし、トレーニングを生活の中で1番に考えているゴリマッチョやトレーニングに熱中している人は通う回数も多いはずなので、その分効果も早く出やすいです。

トレーニングの原則に「反復性の原則」というものがあります。

トレーニングにおいて特定の運動や活動を繰り返し行うことで、体が適応し改善される。

つまり、トレーニングを行う頻度が多ければその分、身体も変わってくるというものです。

モチベーションが高く、トレーニング頻度が高い人はスポーツジムやフィットネスクラブの方がオススメです。

 

4.柔軟なスケジュールが取れない人

パーソナルトレーニングは基本的に事前予約が必要で、キャンセルの場合は消化として扱う所もあります。

実際、事前予約をして当日キャンセルとなるとトレーナーとして複雑な気持ちになりますね。

「何か事故に巻き込まれたのか？」という心配と「1本分の売り上げが減った」という残念な気持ちになります。

このように、急用がよく入る場合は24時間のフィットネスジムやフィットネスクラブの方が向いています。

運動習慣をつけるための考え方

みなさん運動は好きですか？パーソナルに通われている人の大半は運動は苦手、もしくはあまり好きではないという人もいると思います。

運動が好きな人はもちろん、苦手な人でも習慣的に運動を行う方が心身ともに健康で過ごせます。

しかし、なかなか継続するのが難しい所ですよね。

そこで、運動習慣をつけるための考え方を4つに分けて紹介します。

1.小さな目標を設定する

何かに取り組むなかで目標を設定することはとても大切になってきます。

運動自体が好きな人は目標設定しなくても純粋に楽しみながら継続できると思いますが、そうではない人こそ目標を設定するべきだと思います。

しかし、いきなり大きな目標を立てると達成できず、挫折したりするので小さな目標を設定するようにしましょう。

例えば、仕事終わり毎日ジムに通うよりも、まずは週2回休日に通う。

毎回90分トレーニングするよりも、慣れるまでは30分トレーニングする。

など、ハードルを低くする方が継続しやすいです。

2.スケジュールに組み込む

自分1人でトレーニングする人がジムに行かなくなる理由の1つが「今日は休んで明日行こう」と先延ばしにしてしまうことです。

パーソナルを受けていたお客様でもトレーニングに慣れてきたから、マシンジム会員に変更して「自分でトレーニング頑張ります」と意気込んだが足が遠のき最終的に退会。

これがよくあるパターンです。

これまでせっかく頑張ってきたのに途中で辞めてしまうのはもったいないです。

それを防ぐために、事前に予約を入れてパーソナルトレーニングを受けたり、家族や友人と一緒に運動する予定を立てるのもオススメです。

3.楽しめる運動を選ぶ

トレーニングがあまり好きではない、苦手という人もいると思います。

ダイエットには筋トレが必須ではないので継続するために自分の好きな運動を選ぶと良いでしょう。

最近だとピラティスやヨガなどが女性に人気ですね。女性限定で行っている所も多いので比較的チャレンジしやすいと思います。

他にも暗闇なの中で音楽に合わせてキックボクシングをしたり自転車を漕ぐなどのエクササイズもあります。

手軽に始められるものだと、散歩やランニング、サイクリングなども立派な運動です。

街中を走ったり、海や山など場所を選ばずにできるもの利点ですね。

4.進捗を記録する

目的は様々だと思いますが、一番嬉しいのは変化があること目標達成することだと思います。

そのためボディメイクやダイエットなどはビフォーアフターの写真をとったり、体重や体脂肪の数値を記録しておくとモチベーションにもなり達成した時の喜びもより感じられると思います。

まとめ

パーソナルトレーニングが向いている人、向いていない人について説明してきましたが皆様はどちらに当てはまりましたか？

選ぶときのポイントはいくつかありますが、自分1人で継続できるのか、教えてもらう方が継続できるのかを基準に判断すると良いと思います。

運動を継続することは健康維持のためにもとても大切です。

運動不足だと糖尿病や脂質異常症、心筋梗塞などの生活習慣病のリスクが上がるほか、うつ病などのメンタル的な不調、筋肉量減少や可動域低下による日常生活レベルの低下も深刻な問題になっています。

1年後、2年後健康に過ごすため。そして20年、30年後も健康に過ごすために今日から運動を始めましょう。