腸脛靭帯と様々な組織との連続性|フィジオ福岡 下肢のコンディショニング

腸脛靭帯はユニークな靭帯です。
腸脛靭帯は大腿部の外側で筋膜が肥厚した索状で腱様の組織であり、腸骨稜から始まり最終的には脛骨のGerdy結節に付着する組織になります。

しかし、その構造は単純ではなく、走行の過程で周囲の多くの組織と連続性を持つことになります。

近位部では大腿筋膜張筋、大殿筋と中殿筋の一部から線維が合流します。
大腿部では、腸脛靭帯は外側筋間中隔を介して大腿骨に付着することになります。
また遠位部では、外側広筋とも連続しています。
そしてさらには、大腿骨外側上顆と膝蓋骨にも付着しGredy結節に最終的に付着する事になります。

このように腸脛靭帯は様々な組織との連続性をもった組織という特徴があるのです。

以上のように腸脛靭帯は多くの筋や骨と連続性を有するために、その張力は連続する筋の収縮や伸張、関節角度の変化など、実に様々な要因の影響を受けることになります。

また、腸脛靭帯は股関節と膝関節とをつなぐ重要な支持組織にもなりますが、臨床的に見れば過剰な張力増加が問題を引き起こすことが多く、どちらかといえばネガティブなイメージ、いろいろな病態の原因や関連部位になっていることが多い組織になっています。

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