スポーツをしている人は、スポーツで素晴らしい結果を出すことができた試合やプレー中に、リラックスしているのだけどものすごく集中している。
身体と心が一体化して自然に身体が動くという経験したことがあるでしょう。
このような経験をゾーンと呼びます。
試合で毎回意図的にゾーンに入ることができたらと思う方がほとんどだと思います。
100%の確率でゾーンに入ることは不可能ですが、その確率をあげることはできます。
どのような条件がそろったらゾーンに入ることができるのか考えていきましょう。
ゾーンに入るための3つのステップ
ゾーンに入るためには以下の3つのステップがあります。
1 ストレスをかける。
2 リラックスする。
3 適切で明確な行動をとる。
この3つのステップを取ることができればゾーンに入りやすくなります。
一流アスリートの脳波をみると、情報をキャッチするθ波と情報や刺激を分析するβ波、実際の行動に移すα波が出ています。
一流のアスリートほど情報をキャッチ・分析しその上で行動するという3つの脳波のサイクルがうまく回っています。
しかし、ゾーンに入るためにはこれだけではなく、ゾーンに入った人の脳波は、高いθ波と低いα波が同時に出ているのです。
するとγ波というひらめきや創造があったときに出る脳波が出てきます。
これによって、いつも以上に情報をキャッチしてひらめきを生み出し身体が勝手に動くというゾーンに入ることが出来るのです。
では、3つのステップを考えていきましょう。
まずは、ストレスをかけるというものですが、多くの場合、自らストレスをかけることは難しいため外的な環境に頼るしかありません。
その為、ラグビーなどの危険なスポーツはゾーンに入りやすいのです。
ストレスがかかったら、次のステップのリラックスに入ります。
過度なストレスからリラックスするためには呼吸を使います。
人間は息を吸うと緊張し、息を吐くとリラックスします。
息を3秒すって、2秒ためて5秒で吐くという呼吸を行います。
この方法で、心拍数を鎮めてリラックスすることができます。
最後の適切で明確な行動をとるですが、これはルーティンを使います。
ルーティンの役割は、リラックスすることにもつながります。
イチロー選手もよく行っていますが、ここで大切なのが普通の自分に戻るということです。
ゾーンに入っているときは、思考や理性を司る脳の機能が落ち着きます。
いろいろ考えてしまうとパフォーマンスが落ちてしまうのです。
息を吐く動作を起点にして4~5つのステップを作りルーティンを行います。
そして今行う行動に集中するのです。
これらの行動を行うとゾーンに入る確率が上がってきます。
スポーツされている方、ぜひ試してみてください!