自律神経は不随意神経なので意識的にコントロールすることはできません。
内臓の働きが悪くなるとあらゆる不調が現れます。
しかし、呼吸の仕方によって内臓の働きを調整することはできます。
自律神経のうち副交感神経につながる迷走神経は、橋・延髄から出ていますが、
同じ部位に呼吸中枢があるため、両神経間はお互いに強く関連し合っています。
具体的に言うと、吸息が盛んになると副交感神経が抑制され交感神経が興奮します。
交感神経が活発になると、内臓の働きが抑制されます。
反対に呼息がが盛んになると、副交感神経が興奮し内臓の働きが活発になります。
その為に呼吸エクササイズを行うときは吸息よりも呼息を長く
ゆっくり少しずつ息を吐くようにしましょう。