顎関節症

口の2大機能として「食べること」と「話すこと」があり、どちらも口を上下に動かす動きです。

人の顎は、噛んだり、すり潰したりと様々な動きを可能にします。

顎関節症はどのようにしてなるのでしょうか?

顎関節の解剖

顎関節は下顎骨と側頭骨の下顎窩で形成されており、骨の間には関節円盤があります。

口を閉じているときはしっかりとはまっていますが、口を開けるにつれ関節円盤と下顎は前方へ移動します。

この動きが前後左右にできるからこそすり潰す動きができます。

普段食事をする時に左右どちらかの歯で噛んでいます。

この時、左で噛んでいる人は顎を左に少し動かしており、右で噛んでいる人は顎を右に少しだけ動かしています。

下顎骨を顎関節に繋ぎ止めているのは咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋で構成されている咀嚼筋です。

咀嚼筋の役割として、口を閉じ食べ物を噛み切ったり、すり潰したりします。

咀嚼筋を脱力する口が開き、さらに大きく開ける場合は外側翼突筋、顎二腹筋、舌骨上筋などが働きます。

顎関節症の3大症状

3大症状として、①顎関節や咀嚼筋などの疼痛②関節雑音③機能障害(開口障害、顎運動異常)があります。

①は関節そのものが炎症を起こしたり筋痛を起こしますが、じっとしていての痛みは稀です。

咀嚼や開口による機能痛が多く、ひどい場合は骨が溶けてしまう変形性顎関節症を引き起こします。

②はクリック音が発生する症状です。

これは関節円盤が前方転位することで、口をひらく初期に下顎頭が関節円盤の下に潜り込みクリック音を生じます。

また、開いてから閉じる際にも同じところでクリック音が生じる時があります。

顎関節症は女性に多く10〜20代にピークを迎え加齢とともになりにくくなります。

対策としては

予防・改善のためには開口ストレッチや咬筋、側頭筋周辺のマッサージも効果的です。

開口ストレッチは指で負荷をかけながら口を大きくあけ斜め上を見ながら行うストレッチです。

マウスガードでサポートする方法はカスタムメイドでないと、かえって顎の位置がずれ痛みを生じる場合があります。

スポーツの際に歯を食いしばる人はその時の噛みしめが強いため、日常生活でマッサージやストレッチをして負担を減らしましょう。

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