腸内細菌を元気に!

人間に備わっている能力のうち、ウイルスを撃退する能力として免疫力がありますが、この免疫力を良い状態に保つために重要なのが腸内環境です。

腸内環境をよくするために腸内細菌が鍵となり、腸を鍛えて腸内細菌を元気にすることが健康につながります。

腸内細菌を元気にすることでどのような効果があるのでしょうか?

元気にする効果

そもそも、人間の腸内には最近が数百種類棲んでいると言われており、数としては約100兆個住んでいると言われています。

100兆個と言われても想像しにくいと思いますが、重さとしては1.5kgにも及ぶため、かなりの量だと言えます。

腸内細菌の効果として、病原菌を排除して食物を消化し、ビタミンを合成します。

また、ドーパミンやセロトニンといった幸せホルモンが脳内に分泌される際に、先駆物質を合成して脳に送っているのも腸内細菌です。

免疫の働きは約70%が腸内細菌が担っています。

ですので、腸内細菌を元気にすることによって免疫力が上がり、食べ物の消化を良くし、ビタミンの合成を行いやすくします。

病気と腸内細菌

腸が原因で考えられる病気は、脳や心臓、関節など全身に及ぶとされていますが、これも腸内細菌の働きが免疫に深く関与しているからです。

腸内細菌のバランスが乱れて腸の調子が悪くなれば、免疫がうまく働かずに病気になる可能性が高まります。

逆に言ってしまえば、腸内細菌のバランスを整えて腸の調子を保てば、病気の予防にもつながります。

親が癌だから・脳卒中で亡くなったから・糖尿病だから・と、心配している方もいらっしゃると思いますが、腸内細菌を元気に保つだけでも予防に効果があります。

これまで生活習慣病は遺伝が関係していると考えられており、長生きする人はこの遺伝子が無いか少ないかと考えられていました。

しかし、2010年に発表された研究によると、長生きしている人と中高年の人も同じ病気のリスク遺伝子を持っていることがわかったため、遺伝子の数が問題では無いということが明らかになりました。

よって、生活習慣病は遺伝子の数ではなく腸内細菌の数と腸内のバランスで発症するかどうか決まります。

ですので、腸内細菌を元気な状態を保つことが健康への近道といっても過言では無いです。

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